〜コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集,第8巻,pp.51-56,2008.10〜
(株)国際建設技術研究所葛目 和宏
(株)国際建設技術研究所小椋 紀彦
国土交通省 国土技術政策総合研究所玉越 隆史
京都大学大学院山本 貴士
京都大学大学院宮川 豊章
要旨:
ASR 劣化が顕在化したコンクリート構造物の維持管理では,鉄筋とコンクリートの一体性をどのように評価するのかが対策を検討する上で重要である.超音波法で構造物の劣化状況を評価する試みは行われているが,表面からの劣化深さを推定する方法は確立されていない.本研究では,供試体を対象に劣化深さを斜角法で推定する方法を提案するとともに,既設橋脚梁部分に適用した結果について検討した結果を報告するものである.