“PCグラウトに関する非破壊調査システム”

〜(社)プレストレストコンクリート技術協会,PC定着工法 2010年版,pp.181-184,2010年12月〜

(株)国際建設技術研究所

要旨:

PCグラウトに関する非破壊調査システムは、ポストテンション方式の内ケーブルを対象としており、そのシース内のグラウト充てん度を非破壊検査により評価するものである。 グラウト不良に起因していると考えられる外観変状が確認されたPC構造物において、PC鋼材を傷つけることなく実施できる非破壊調査は@衝撃弾性波法、Aインパクトエコー法、BX線透過法の3工法である。各工法の適用にあたっては、適用可能な条件が異なるため、事前に十分な検討が必要である。 本稿では、この3工法における測定方法、評価方法(判定方法)について記述する。